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米粉は粉どうしがくっつきにくく、粘りの元になるタンパク質(グルテン)が 含まないためです。
小麦粉にはグルテン成分が含まれ、粘りや、水を保持するタンパク質(グルテン)が含まれていますが、 米粉にはグルテンが無いため カラリと揚がるのです。
米粉は吸水性に優れ、弾力性に優れています。但しタンパク質(グルテン)を含まないため、 粘性は薄力粉より劣りますが、米粉にはモチ系もありその組合せが出来ることからほとんど米粉でできるといえます。
粉どうしがくっつくと、調理中に水分を吸いにくくなるため、かたまりや、だま(塊)ができやすくなります。 小麦粉は、粉どうしがくっつきやすく、大粒になりやすいのですが、 米粉は細粒になっても粉どうしがくっつきにくいからです。
米の主成分である、でん粉質(糖質)に水を加えて加熱すると糊状となるためです。 同様に片栗粉(ジャガイモでん粉)に含まれているでん粉も同じ性質を持っています。
サクサク、モチモチの食感は食品に含まれる水分量と密接な関係があります。 例えば、小麦粉パンと米粉ぱんの咀嚼回数と唾液量を比較した「咀嚼回数と、唾液分泌量の比較調査報告書4-2」 東北生活文化大学H18年1月発表によれば、小麦パンと米ぱんの食塊を呑み込むために、咀嚼回数と唾液量を計測、 米粉ぱんの方が、より多くの咀嚼回数が必要となり、合わせて唾液量が増える結果となりまました。 これは、サクサク、モチモチの物性の違いによるものです。
国産の米粉ならば、輸入の小麦粉を使わない分、自給率は向上します。
米粉には、でん粉質(糖質)のレジスタントスターチが多く、血糖値の急激な上昇を抑えられるためでしょう。 また、米粉を使用した食物を食した時、血糖値を低下させるために必要なホルモンである、インシュリンの分泌が、 より緩慢な状態になっているのではないかと考えられます。 東北生活文化大学H18年1月発表 報告書から
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